2015/08/09〜12 台北旅行記(3)

明けて10日月曜日である。WEBの旅行記にもガイドブックにも必ずと言っていいほど載っている豆乳で名高い「阜杭豆漿 (フーハントウシャン)」で朝食をとることを予てより楽しみにしていた。

しかもフーハントウシャンは何と今回滞在している「ホテルCOZZI台北忠孝館」の真向かい、徒歩数十秒「華山市場」ビルの2階にある。

毎朝6時にはビルを取り巻くほどの長蛇の列ができているとの情報を得て、はりきって5時に起床し、すぐに華山市場ビルに向かう。が、何か様子が違う。人っ子一人いなくて階段も薄暗い。すると後ろに停まった車から女性の声がするので振り向くと、「今日は休みだよ」とご近所さんか店の関係者であろう、ご親切にも教えてくれているのだと何となくわかった。

ツレの冷たい視線を背中に部屋に戻ってスマホでチェックしてみると果たせるかな月曜定休日とある。痛恨の極み。しかし朝食の機会は明日もあるさと気を持ち直し、本日はこのツアーに本来ついているホテルCOZZIの朝食バイキングに向かう。
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実を言うと今日はこれから、臺鉄(台湾鉄道)の汽車を乗り継いで「九份」と「十分」見物に出かけるのだ。

「九份」は今やすっかり台湾観光の顔、真偽の程はわからないが映画「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われ大変な人気スポットになっている超有名観光地である、さぞかし賑わっている事だろう。人混みの只中に出かけるのはちょっと億劫ではある。しかし悲しいかな人間は絵葉書に印刷された名所をこの目で確認するために旅に出るのである。

炎天下歩き回ることになると思うので、朝食は軽めにする。ひんやり、ほの甘い豆乳が優しくからだを潤す。

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ここでまたまた問題発生。台北車站(台北駅)から10時14分の莒光号(急行)に乗るため自販機で切符を購入し(因みに自販機で購入できるのは無座(自由席のみ))、案内板が示すホームに降りて待つ。しかし出発の時間になっても列車がこない。遅れているのだろうか?ここは日本ではないと鷹揚に構えて待つ、しかし、その間何本かの区間車(普通車)は出発するのであるが、我々が乗るべき莒光号が来ない。

するとどこからともなく日本語が聞こえてきて、それも困惑の様子である。発声元のご夫婦に声をかけてみるとやはり我々と同じことで困っていることがわかり、二組で案内カウンターに行ってみるが要領を得ない。わかったのは切符はそのまま使えるから適当な列車に乗りなさいという非常にアバウトな指示。仕方なくホームに停車している区間車の入口付近に立っているお客さんにこの列車で瑞芳(九份の最寄駅)に行くかと尋ねると、OKとのことでひとまず安心して空いている座席に座る。各駅停車なので私としてはのんびりと車窓の風景が楽しめてこちらの方が良かったかも。

私たちが乗ろうとした莒光号が何故来なかったのか、出発ホームの変更か、或は運休かは未だに不明。当日現場にいらした方でご存知の方、教えてください。
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車窓の風景を眺め、乗客の観察などしている内にどうやら終点に着いた。終点?? しかも明らかに「瑞芳(ルイファン)」とは別の駅名をアナウンスしているようだ。案の定、着いたのは「基隆(キールン)」駅。ここはどこ?

ホームで列車を待つ若いカップルに尋ねると彼らも九份に行く途中で、スマホの画面で一所懸命説明をしてくれ、瑞芳駅のバス停まで案内してくれた(バス停は駅から100mほど歩いたところにあってちょっと分かりづらい)。当初は十分まで行く予定だったが、若い二人にこれ以上面倒をかけたくなかったし、時間もお昼を回ってしまっていたので断念した。

基隆行きの列車の場合「瑞芳」に行くには手前の「八堵」で乗り換える必要があるので、これから行く人は注意した方がいいです。

すったもんだの末、やっと目的地「九份」に到着。
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細い路地に飲食店や土産物屋が立ち並ぶ、

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せっかくだから何か食べてみよう。
看板の文字の中に「芋」とあったから何かの芋を蒸してつぶして練ったものであろうと思われる。
右側の茶色のものは微妙な塩味があり、餡も何も入っていないし、得体のしれない食べ物である。
左側の緑色のものは見た目通り草団子風の味である。

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これは、食べなかったが「紅糟肉圓」というもので、肉をでんぷん質の透明な皮でつつんで蒸したもので、スープに浸して食べる物らしい。真っ赤な肉がちょっと不気味である。

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「紅糟肉圓」の「糟」は酒粕のことであるそうな。赤い色はこの「紅糟」の色か。

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これが有名な「阿妹茶酒館(アーメイチャージョウグァン)」。
夕暮れの提灯でライトアップされた写真が有名であるが、残念ながら真っ昼間である。

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せっかくだからお昼はここにしよう。

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まずはビール。この後、いくつかの店でビールを頼んだが台湾では何もいわずに大瓶が出てくる。
これはうれしい。

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料理はコースが1種類のみ。餃子一品というわけにはいかないので、有り合わせの野菜と肉でコース料理風の体裁を繕ってみました的なもの。

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聖明宮というお寺。

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九份にいくなら夕暮れ時がおすすめであるが、遅くなればなるほど帰りのバス・電車が大混雑するであろうことに我々は恐れを為して、明るいうちに退散したのである。
<続く...>


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