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2018/08/12 パリ・ロンドン 02(ユーロスターでロンドン日帰り)

ホテルから1kmほど北に「パリ北駅(パリ・ノール)」がある。
フランス国鉄(SNCF)のターミナル駅で、ユーロスターの発着駅でもある。

ここからベルギーのブリュッセル、そしてこれから我々が向かおうとしている
ロンドンまで国境を越えて列車で行くことができる。

朝、準備をしてフロントに行くと、このホテルのフロントスタッフであり
コンシェルジュでもあるA君が朝食のパンを持って行けと勧めてくれたので、
クロワッサンとフランスパンを2個ずつリュックに詰める。

A君はフレンドリーなアフリカ系の若者で、ある吉本の芸人に似ていたので、
我々の間では密かにアントニーと呼んでいたのだ。

アントニーに前日チェックインの時、朝7時にタクシーに来てもらうよう頼んでおいたので、
ロビーで待っていると時間よりだいぶ早めにタクシー到着。
フランスのタクシードライバーもずいぶん勤勉である。

そのドライバー氏もアフリカ系である。

「こんにちは」、「どういたしまして」とあやしい日本語で挨拶してくるので
こちらも頑張って「こんぐらっちゅれーしょんず ふれんち・ふっとぼーるちーむ」とお愛想を返すと
どうやら「私はアフリカ北部の出です。本田は素晴らしい」的なことを言って、はぐらかしたように見えたので、セネガルの人なんだろうか?とも思ったがセネガルをどう発音していいか分からなかったので聞かなかった。
サッカーネタは他民族国家ではやめた方がいいかも。


そうこうしているうちに10分弱かかったろうか「パリ北駅」到着。


正面入口をまっすぐ進むと右手にエスカレータがある。



ここを昇って国際列車の搭乗フロアへ
表示にある08:08分発 London St.Pancras行きが我々の乗る列車である。


エスカレータを昇るとこんな感じ。
左の列が英国市民、右が英国外市民。


少し進むと自動改札があるのでプリントアウトしたQRコードを提示して入場する。スマホ画面でももちろんOK。
チケットは予めレイルヨーロッパのサイトで購入していた。

4月28日に購入しているので、早割で多少安くなっているはずである。
運賃:28,000円
予約手数料:1,500円
レイルプロテクションプラン:1,800円
合計二人で:31,300円

加入した覚えはないがレイルプロテクションで1800円取られていた。
これはキャンセルした場合、お金は戻ってこないが同額のクーポンがもらえてヨーロッパの鉄道を利用できるというものらしい。有効期間2年。

日本で申込む際に申込みフォームに、つれの名前を誤植していたので咎められるかと思ったが問題なく入場できた。

入ると、すぐにフランスからの出国手続き(これは通り一遍)続いて英国側の手荷物検査と英国への入国審査。手荷物検査は荷物がリュックひとつということもあり、以外に簡単にパスした。
次の入国審査のインタビューはグループやカップルごとでOK。鋭い視線を浴びせられながら結構いろいろ聞かれた。
よく分からなかったが、帰りのEチケットを見せて「ワンデイ・トリップ、サイトシーイング」と連呼しつつ日本のパスポートを提示したら、晴れて英国に入ることができた。
つまり、数メートルの通路内でフランス出国→イギリス入国ができてしまう。

入国審査を通って進むと法規上既にここは英国ということになる。カフェや売店でパンや飲み物が買える。

国際線のプラットフォームは待合フロアの下の階である。



いよいよ乗車。
座席は日本の新幹線より幾分ゆったりとして快適である。

ドーバー海峡をくぐり抜けておよそ2時間の旅である。

<つづく>


2018/08/11 パリ・ロンドン 01(HNDからCDGへ)

今年の夏休みはパリ+ロンドン日帰りの旅。
一番の目的はパリからユーロスターに乗って日帰りでロンドンに行くことにある。

あとはほとんどノープラン。なんとなく決めているのはロンドンに行ってフィッシュ・アンド・チップスを食べること。パリの街並みをぶらぶらすることくらいである。

パリもロンドンもあまりにも有名過ぎて、検索すれば嫌っていうほど画像は出てくるし、行ったこともないのに新鮮味に乏しいということもあって大英博物館もルーブル美術館も長い行列に並んでまでも中に入りたいというモチベーションがイマイチ湧いてこない。

膨大な作品の中から厳選した展覧会を、東京でも結構な頻度でやってくれるし、、

昨年はタイの猛暑にやられたので、今年は、真夏でも薄物一枚羽織るくらいの涼しさと聞いているヨーロッパなどいかがであろうかと、ホテルと航空券のみの格安ツアーを4月にJTBから予約した。

ところが8月に入ってポルトガル南部で最高気温47度を記録するなど、ヨーロッパ全域は歴史的猛暑で、それはフランス・パリも例外ではなく、我々が到着する前週までは34、35度という猛暑日が続いていたのであるが、着いた日あたりから幾分和らいで、それでも30度以上はあったと思うが、日本と違い朝晩はかなり涼しいし、湿度が低いせいか日中でも日陰に入れば快適である。


出発当日羽田にて_写真の出発変更時間は15時45分となっているが、最終的には機材の不具合で5時間遅れの16時45分発となる。


遅れのため、ANAよりお一人様2000円分のミールクーポンが配布された。
利用できる店3〜4店の中からうどん屋に入り、セットメニューとビール、枝豆、シュウマイを注文。二人で4000円分をほぼ使い切ってやったぜ!


うどんはひもかわ風の平打ち麺でおいしかった。ミニ親子丼セット。


昼に空港で食べすぎて、機内食はほとんど残す。
そりゃそうだ。


我々の座席は3列シートの窓側と中央という、トイレに立つには最悪のポジション、しかも通路席にはガタイの良い白人さんが自前のタブレットをテーブルに置いてダウンロードした映画を熱心に見ているため、極力邪魔しないようトイレに行くときは連れと目配せして一緒に席を立つ。

水分摂取をできるだけ控え目にして、到着までなんとか小用を2回に抑えることができた。脱水症状なのか降りてからもしばらくは体がこわばっていたが、すんでのところでエコノミー症候群にならずに済んだのは何よりであった。
エコノミーでの長時間旅行は難しい年齢になったことを実感する。

12時間に及ぶ苦役の末、眼下にヨーロッパの大平原がみえてきた!


5時間遅れで、無事シャルル・ド・ゴール空港に到着。
トリコロールカラーのネオンサインがお出迎え。
午後9時過ぎなのにまだ陽が残っている。

宿はセーヌ川の北側、9区にある「ホテル コロナ ロディエ パリ (Hotel Corona Rodier Paris)」。
JTBのサイトでは七つ星中四つ星という結構なランクであるが、通された部屋は、フロント横にある「Toilet」のサインを掲げるドアを開け10歩ほど青天井の建物の隙間を歩く、再度「Toilet」とあるドアを開けると右手についに本物の「Toilet」があり、この共用トイレの向かいに一部屋あって、突き当りが我々のパリでの拠点となる「103号室」である。因みにパスタブはない。

ホテルのWEBサイトにはどれもこれもおしゃれな部屋の画像がアップされ、パリの街並みを見下ろしながらワインでも、という感じなのだが、「103号室」は通りの真横、窓ガラス一枚隔てて、カーテンをあけるとすぐそこを歩いている人と目が合うのである。窓を開ければ握手することも、耳を近づけてひそひそ話をすることもできる。ということは窓ガラスを破れば子供でも容易に出入りできるということでもある(実際は施錠されていて窓は開かないが)。

朝はベッドの真横で作業するごみ収集車のけたたましい音で目覚めるという、ある意味リアルなパリを間近に体感できる貴重な部屋とも言える。

ただし女性だけでのご利用はおやめになった方がよろしかろう。

空港から同乗した若い女性二人客はそのトイレの向かいの部屋に通されたようだが、納得されたのであろうか、JTBさんその辺りはセキュリティの面からもご配慮くださいますようお願いいたします。

<つづく>